HACCPの12手順の1番目に
手順1:HACCPチームの編成
というものがあります。
家族経営のお店や、ひとりで切り盛りしているお店などに
伺う機会がよくありますが、そのような自分からすると
「HACCPチームの編成」という言葉は少し考えてしまいます。
HACCPの学校で先生にも話したことがあります。
ももろ「チームって。。チーム組めるほど人数がいないところもあるのに。。」
先生 「ひとりで経営しているお店もあるからね」
ももろ「その中で取り組める方法を決めていければいいんですね」
先生 「そう。自分たちで取り組むことは何か、を決めればいいです」
ももろ「ひとりで経営しているお店はひとりチームということもありますね」
先生 「そうですね。計画を立てるときに支援をうける人を含めてチームとして
組んでもいいですね」
《手順1:HACCPチームの編成 》
◆経営として「やる」を決める
HACCPは、その事業所全体で「やる」と決めて取り組む必要があります。
経営として「やる」ことを会社全体に伝える必要があるのです。
経営者がいつから取り組むかを決め、そのための資源を用意する必要があります。
資源という言葉は少し堅いかもしれませんね。
具体的には
取り組むための、人、時間、機材(などを用意するお金)を用意します。
そのため、経営者が決めて、従業員に伝えることが必要です。
従業員のいない事業者は、自分自身が「やる」ということを決める、
ということですね。(*^-^*)
◆ちーむづくり
現状の洗い出しができること
今後のリスクを洗い出せること
こうすればいい、と改善案を考えられること
現場に実行してもらえるよう働きかけられること
これらができるちーむづくりをします。
具体的には。。
材料を納入する工程を知っている人、現場に伝えられる人、
食品を扱う工程を知っている人、現場に伝えられる人、
商品を納品する工程を知っている人、現場に伝えられる人、
品質管理、衛生活動として日々何をしているかを知っている人、
微生物の知識を持っている人、
経営状況を把握している人、
などが考えられますね。(*^-^*)
従業員がいない事業者は、自分が足りないと思うところを
誰かにフォローしてもらえるといいですね。
微生物の知識については組合に相談してみるのもいいかもしれません。
手順1でHACCPチームの編成 といきなりでてくることにめげなくて大丈夫!
とりあえず、何をするのかがわかるとHACCPがすっきりするはずです。(*^-^*)